※ネタバレに関しては「ここからネタバレ!」って書きますので安心して読み進めてください。
7/14。新宿で用があって(それについては後日)、ピカデリーで映画を観ることにした。
ジブリの映画って、公開日に観に行くっていうことはしなかったんですが、
今回は宣伝一切なし、パンフレットも後日販売という徹底ぶりなので
これはジブリ側の熱意に応えなければ……という謎の義務感で初日に行くことにしました。
最終の回。
収容人数580人の劇場は満員だった。
終了は23:40。
それなのに金曜の夜、こうして映画を観に来る人が席を埋めたことにすごく感慨深くなった(誰だよ)
19時台に席を取りにいったら最前列しか空いていなかった(どうしても誤って発行したU-NEXTのクーポン使いたかったんです)
人生で初めて最前列で映画を観た。思ったより見えづらくなかった。
ピカデリーで映画観るの数年ぶりなのでフードのシステムとか変わっててびっくりしました。
結構オモロかったのでこれも別記事にしたい……。
ネタはあるんですよね。
気力がないだけで。
(わたしが不在の間もブログにアクセスしていただいた皆さんありがとうございました)
さーて、ここからネタバレいっちゃうぞー!
憩のジブリ偏差値は、宮崎駿作品はまぁまぁ観てる、
好きか嫌いかで言ったら好きの方。
この作品については賛も否も両方書いています。
監督については親しみを込めて「駿」って呼んでます。
じゃ。ネタバレ避けたい方は、ここまで読んでくれてありがとう!
またね!
それでは感想いってみようー!
駿、長生きしてくれ。
いやもう、これに尽きる。
CGだ! っていうわかりやすいCGもないし(わたしの目が悪いとかだったらすみません)
古き良きアニメーション、美しい。
これだよこれ! ってなりました。
やたら脚の速い主人公、
ぬるっとした液体の描写。これ、ジブリこれ。
内容に関しては結構、難解で見応えがありすぎた。
序盤は「これは誰の声?というのが気になりすぎて、事前情報なさすぎるのもどうか……と思ったが(憩の集中力の問題)
ただ、テレビCMや劇場CMで飽きるほど観たシーンというのがなにひとつなかったのはそれは最高でよかった。
声優さんについては、
千鳥の大悟? って思ってたらエンドロール観てびっくり!
菅田じゃぁ……!
あと、モロバレなキムタク、ハシカンだと思ったらあいみょん。
自分の耳を疑いました。
入場の際「おもしろいかどうかわからないのになんで観に行くの?」と知り合いに訊かれて怒っていた人がいた。
そうだよな! おもしろいかどうかはわたしらが決めるんだもんな!
以前、キングコング西野さんがネタバレの正義について語っていたけれど、駿はそんな生ぬるいことをせず、観客に対し厳しく接していて、すごくいいなと思った。
(長年アニメを作ってきた巨匠であるから許された部分も多くあるのでしょうけれど)
吉野 源三郎氏著の『君たちはどう生きるか』を読んでいないので
テレビの特集くらいの知識でしかないけれど、
ほぼ関係ないように思った。
お母さんから眞人へのメッセージとしてこの本が現れたが、
主題として「こういう場合、君たちはどう生きる?」と眞人および、観客に問う映画のように思った。
過去の宮崎駿作品の既視感の嵐で、
駿はもうアニメつくらないのかなというのを明確に感じた。
でも、長生きしてくれ……。
きっと、恐ろしいくらいのメッセージが隠されていて、
ハウル以降結構難解な作品をつくるようになったなぁと考えながら観ていました。
もう一度くらい観るといろいろ謎が解けそう。
結構、宮崎駿作品を浴びる系の映画だった。
ただ、過去作が好きな人も、この作品が好きな人は好きだし、好きじゃない人は好きじゃないだろうなと思った。
わたしも途中「え、無理」って思うところがあったんですが(突然ナツコ母さん!って呼ぶところです)ここで生きると決意表明したところと、若き日のヒサコと別れるときにめっちゃ泣いてしまった。
総合的によかった。
パンフレット出たら買って、もう一回観て、また記事を書きたいなぁ。
エンディングテーマの米津玄師を聴いて、
なんか、庵野監督のことを思い出した。
スタジオカラーの皆さんもその他のアニメ会社の皆さんもありがとう。
終映後、情緒がおかしくなっているひとが何人かいた(わたし含め)
ジブリの新作をリアルタイムで観られたという感動で泣いた。
この映画に携わったすべての人、ありがとう、、、
読んでくれてありがとう。またね
おわり
※パンフレットを買って本当にもう一度観に行きました。