Amazon prime videoで「星の子」を観た。
原作は今村夏子さん。
主人公のちひろは未熟児で生まれ、幼児の頃病気ばかりしており、
両親が新興宗教に救いを求め、そこで入手した特殊な水のおかげで病気が治ってしまったものだから、両親がどんどんその宗教にハマっていって……という話。
物語の中心は中学3年生のちひろの視線で描かれる。
原作未読なので、原作と比較して言及することはできないが、
ちひろの葛藤が丁寧に描かれていて、おもしろく観ることができた。
こういう異質なものにハマっているひとが出てくる作品って、
善悪とか、特に正しいものを訴える系のものが多いように思うがこの作品はそういうところが中心ではなくありのまま、わからないものをわからないまま描いているところが非常に好感が持てた。
ちひろのお姉さんや、おじさん一家の気持ちもとてもよくわかる。
先生だけは・・・・・・だった。
いい作品だった。
おわり