だらだら憩

映画観た、本読んだ、これ食べた、これ買ったみたいなことを肩肘張らず書いているブログです

【読書】石田衣良『美丘』を読んだ

当記事にはアフィリエイト広告が表示されていますが真心込めて書いています。

みんな~~~~~

久しぶり~~~~~~!

 

体調を崩していたわけでもネタがなかったわけでもなかったんだけど

気づいたら10日も経っていた、、、

ずっとチーズ蒸しパン凍らせていただけのひとになっていた、、、

 

久しぶりに読書の記事です。

 

石田衣良さんの小説『美丘』を読みました。

(改めてすげー表紙だな。外で読むの照れたぜ)

 

DVD BOXもある。

ドラマ観たいと思ったけど、ああそっかー、

Huluで観られるのか。

 

あらすじ

暖かな11月の月曜日。授業をすっぽかし学校の校庭で寝ていた太一たちは、突然フェンスをよじ登り今にも飛び降りようとする女性を目撃し、止めようとする。しかし彼女に死ぬ気はなく、違う世界を見たいためにフェンスを越えたのだった。

「峰岸美丘」と名乗る彼女は、自由奔放に振舞い、太一たちのグループを翻弄する。その姿に次第に太一は心を惹かれ、やがて付き合うようになる。しかし、恋人として初体験をしたその日、彼女から思いもよらぬ事実を告げられる。 

(wikipediaから引用)

てか、美丘って2004年から2006年の連載で、

2006年に出版されたのね。

10年くらい前の本って勝手に思ってたけど

めちゃくちゃ前じゃん。

 

わたしが石田衣良さんの小説をはじめて読んだのが

2004年のときに『娼年』だったので、

その頃には『美丘』は連載開始されてたんですね。

 

ドラマ化されたのが2010年だから、

ドラマはまぁ、12年前か。

美丘が吉高由里子さんで、

太一が林遣都さんなのはなんか知っていた。

なので、吉高さんと林遣都さんを思い浮かべながら読み……。

 

以降は結構内容に触れた厳しめな感想を書いているので

この作品好きなのに! キーッ! っていう方や、

いずれ読むぞ! っていう方は

ここまで読んでくれてありがとう。またね。

 

 

それじゃあ感想行ってみようーー。

 

 

 

 

 

2004年っていうとさ、結構泣き物系の小説が流行っていたんですよ。

携帯小説のね。あと、せかちゅうとかも流行ったか。

そういうのと比べると、

比較にならないくらい石田衣良さんは神なんだけど、

(せかちゅうも実際そんなにめちゃくちゃ悪いわけじゃないと思うけども)

なんというか……
わたしがこの小説を読むのが遅すぎたのかもしれない。

 

構成も悪くないし

好き嫌いは分かれるだろうが文章も素晴らしいし(わたしは結構石田衣良さんに好意的です)

2004年の小説っていうことを分かりながらも言いたい

この小説に持った違和感

それは

ところどころ美丘のセリフの言葉のセンスのなさなんだよね。

もちろん、めちゃくちゃ良いこと言うね! っていうのはあるんだけど

これはいつの時代とか関係なく、これは女子大生の言葉なのかなっていう違和感を持ってしまってからダメだった。

破天荒でおっさんみたいなところがイイっていうのもあるのかもしれないけど

それは……まぁ……ごめんなさい、

わたしはそう思わないですっていうだけの話なんだけどさ。

太一が最後にやること(そして回想している現在)が結構激痛なんだけど、

それは大学生だからいいかなってちょっと思えてしまった。

なんか、太一のしたこと(美丘に言われたように髪を真っ赤にして、独自の判断でMっていう刺青を胸に彫って美丘の墓にした……)って日本人には理解しがたい価値観なのかもしれないとさえ思った。(主語を特大にするなよ憩)

 

美丘と付き合い始めて発症してからラストまでが割とあっという間で

付き合うまでが結構長くて苦痛だった。

美丘が元気な頃を丁寧に書くことで

発症してからが対比になって効いてくると思うんだけど

元気だったころが長くて濃くて、

付き合い始めてからが薄かったなと感じた。

むしろ、発症してからのエピソードのほうが知りたいじゃん。

まぁ、2年も連載してるとそういうバランス感覚難しいのかなと思った。

 

結構いろいろ書いちゃったけど、

おもしろく読めるひとには面白く読めるのではと思ったので

まだ未読だけどあらすじ読んで

本編読んでみたいなと思った方はぜひ読んでみてください。

 

ありがとう。またね。

おわり