だらだら憩

映画観た、本読んだ、これ食べた、これ買ったみたいなことを肩肘張らず書いているブログです

【映画】「吉原炎上」を観た 池袋 新文芸坐にて

当記事にはアフィリエイト広告が表示されていますが真心込めて書いています。

池袋 新文芸坐で「吉原炎上」を観た。

“没後30年 五社英雄 情念の軌跡” ということで、

各所で上映が行われたり、いままで映像化していなかった作品が映像化されたりしています。

その催しのひとつ。

上映終了後には友近さん、マツコ・デラックスさんによるトークイベントがあったのですが、

マツコさんが25日に新型コロナ陽性反応が出たとのことで急遽友近さんだけに。

マツコさん、何事もなく回復されてほしい。

友近さん、めっちゃ面白かった。爆笑

 

吉原炎上

あらすじをamazonより引用

江戸から明治の終わりまで、絢爛と花咲いた遊興の場所「吉原」。現代人の興味を惹きつけてやまない、贅をつくした《吉原遊廓》とは、いったい何だったのだろうか。吉原遊廓が最も華やかだった明治末期を舞台に、そこに生きた様々な女たちの姿を華麗な映像美で五社英雄監督が鮮烈に描き出す。

 

自分の好きなバンドのひとがいちばん好きな映画が「吉原炎上」ということで、

一度TSUTAYAで借りたことがある。

むかしほんとやばくて、借りたDVDを観ないで返すということをしょっちゅうしていて、

でもこれだけは観ないと、と思い、早飛ばししてラストだけ観るという最低なことをしてしまった。

当然、「良さ」が何ひとつわかるわけなく……。

きょうようやく時を越えて答え合わせをすることができた。

 

ちなみに「鬼龍院花子の生涯」との二本立てだったのですが、

午前中やりたいことがあって、「鬼龍院花子の生涯」は観ていないです。

しかし、トークイベントで友近さんのお話をきいて、家に帰って映像を観て観たいな~と思った。

夏目雅子様麗しすぎる。

 

吉原炎上」の感想いきまーす。ネタばれありでーす。

 

 

 

大河とか観てても思うけど、なんか……すごい時代があったのよねぇ……。

友近さんも仰っていたが「自分だったらどうかな」と思い、

しんどいというのが序盤だったけれど、

若汐(名取裕子さん)がのし上がっていく様を観て、

自分の信条とか思想とかそういうのを剥がされ、見入った時点で

五社監督に降伏しました。

やっぱり、小花(西川峰子さん)の「噛んで~」がベストシーン&トラウマシーンかなぁと思いました。

友近さんが「観て気分が沈むものが好き」って仰っていて

「あ~わかる」ってなりました。

”ちょっと”嫌な気分になるのがいいのよね。

”ちょっと”ね!

古島にほんとうの気持ちを伝えたくて会いに来た紫(若汐ののちの姿)に向けて菊ちゃん(かたせ梨乃さん)の言ったセリフが結構好き。

人間関係において必要なのは菊ちゃんのような友人だなぁと思った。

紫は、吉原で火事があると知り、夫となるひとの制止を振り切り、

燃える吉原を観に行くわけだが

観るひとによって解釈が違うんだろうなと思った。

わたしは、紫の未練が燃えた瞬間なのかなぁとも思った。

ちなみに、早飛ばしして観たときも古島さんとお春の火事などもろともせず愛し合うシーンは、忘れられない場面ではあった。(いやいや、お前らのせいで火事起きてるんだけどなと思いつつも)

 

なんか、めちゃくちゃたい焼き食べたくなってたい焼き買って帰りました。

たい焼き出てこないのに。笑

 

読んでくれてありがとう。またね。

おわり

 

▼憩も入っているPrime Video

吉原炎上は観放題じゃない。